2025.06.14

ファイナルで2度目の20得点…サンダーのアレックス・カルーソが大舞台で史上初の快記録

ベンチスタートで貴重な働きを見せているカルーソ[写真]=Getty Images
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 6月14日(現地時間13日、日付は以下同)に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで迎えた「NBAファイナル2025」第4戦。1勝2敗で負け越しているオクラホマシティ・サンダーは、インディアナ・ペイサーズ相手に第3クォーター終盤で10点差をつけられる劣勢に陥っていた。

 特にこの日のサンダーは3ポイントシュートが不発。試合全体で16本放って成功わずか3本の成功率18.8パーセントと、今年のプレーオフワーストを記録。第1クォーターにルーゲンツ・ドートが右ウイングから1本決めるも、続く第2クォーターは全く決まらず。

 それでも、サンダーはシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)やジェイレン・ウィリアムズチェット・ホルムグレンが繋いでいき、第3クォーター残り3分21秒にアレックス・カルーソが左ウイングから待望の長距離砲を成功。4点ビハインドの第4クォーター残り2分58秒にはSGAが右ウイングから3ポイントを決めて1点差に迫り、重要な局面で決め切ったこともあり、最終スコア111-104で勝ち切った。

 シリーズを2勝2敗のタイにしたサンダーでは、第4クォーターに15得点を奪ったSGAがゲームハイの35得点に3リバウンド3スティール、ウィリアムズが27得点7リバウンド3アシスト、ホルムグレンが14得点15リバウンドをマーク。

 そしてベンチスタートのカルーソは30分24秒コートに立ち、フィールドゴール成功率77.8パーセント(7/9)の計20得点に3リバウンド5スティール1ブロックの大活躍で勝利に大きく貢献した。

 チーム最年長(31歳)のベテランは、レギュラーシーズン54試合で19得点が最多だったものの、第2戦(20得点)に続いてファイナルだけでなんと2度目の20得点超え。

 『ESPN』によると、レギュラーシーズンで1度も20得点を記録していなかった選手がファイナルの大舞台で2度も20得点以上を残すのは今年のカルーソがNBA史上初。さらに、ファイナルでベンチスタートの選手が20得点5スティールをクリアしたのは第4戦のカルーソがNBA史上初だと『StatMuse』が報じている。

 シリーズの舞台はサンダーのホーム、ペイコム・センターへ移し、17日に第5戦が行われる。この試合を制したチームがリーグ制覇に王手をかけるだけに、次戦も必見のゲームとなるに違いない。

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